下北半島のサル調査会

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 前日にA2-85群を終日追跡したのですが、A2-85群は本当に触れそうな距離でも平気で人馴れしていたのですが、U群は人にはやや警戒といった具合、ある程度は気にしていましたが特に強く警戒することは無いようです.だからといって、必要以上に近づくことはしませんでした。雨が激しく降ろうが渡るサルは渡るんですね・・・・。観察していて特に印象に残ったサルは、右頬に傷(?)のある♀、群れの中で一番鋭く目が釣りあがっている♂、それに仲良しベビー4頭組(親もそっちのけでベビーだけで枝でフットワークの練習)でした。
 群れの流れは、のり面の上を牛滝入り口方向(西)にゆっくりと移動していて、群れの大多数は12:56に渡り終えたと思っていたのですが、13:15に遅れて子連れの♀とYが渡り、以降13:50まで待って、もう横断する個体がいなかったので、10:01から13:15までを海峡ラインの横断時間とし、総数48頭を数えました。


 その後、先回りをしてU群の再確認に努めましたが、14:30完全に見失いました。
 海岸沿いを踏査した板倉さんからの情報では、牛滝から滝ノ沢出合いに近づくにつれサルの糞が新しくなっていたことから、サルが前日から前々日に海岸線にいたと推測できるということでした。

2日目8月11日は、小堀さん、北大の鈴木さん、日獣大の斎藤さん、そして私の4人で牛滝入り口の分岐点に8:50到着、その途端いきなりサルを目視!マジデ?昨日渡った場所よりやや西に位置する牛滝の入り口まさにその地点で、牛滝橋を中心にして東西の茂みから牛滝川を渡っていました。昨日と同じ方向へ渡っています。いつの間に渡り直したんだろう?それとも昨日の群れとは別の群れかな?しばらく観察していると、昨日見た右頬に傷かアザがある♀、それに目が釣りあがっている♂を確認、昨日の群れと同一であることを断定しました。

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