下北半島のサル調査会

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下北つれづれ(7)-尻屋崎(しりやざき)の碑文−森と海の絆

 尻屋崎灯台(下北半島北東端)の傍らに高さ3メートルほどの大きな石碑が建っています。尻屋崎に行くなら、是非、この碑文を読むようにと友達から言われておりました。霧の晴れた初夏のある日、妻と共に馬(寒立馬=かんだちめ)と野草鑑賞を兼ねながら、この石碑を訪れてみました。石碑は長年の風雪に耐えて、しっかりと立っていました。海からの風が吹くなか、碑文を読もうと近づいてみましたが、石に刻まれた文字はわたしたちにとっては難解な旧漢字が並んでおり、しかも文字と石肌とのコントラストが乏しいこと、さらに、あちらこちらにあびせられた鳥の糞は益々碑文の解読を困難なものとしていました。その場での解読をあきらめ、デジタルカメラで碑文の撮影をし、後日、画面上で読みとって書き出したのです。この段階でも解読が困難な箇所があったため、後日、仲間と共に再訪した折、皆に印刷した碑文を配り、現地にて空白を埋めてもらい誤読も正して頂きました。読み易いように少しだけ手を入れた文を次に示します。

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