＜A1群＞（野猿公苑で飼育されている）
12月30日（晴、積雪あり）8名で実施。
A1群とは異なるが、2001年3月に九艘泊で捕獲されたのち、A1群の飼育されていた檻の一部を仕切り、飼育されているオトナオス1頭を｢ +1頭 ｣と区別して表記する。
頭数50頭+1頭。
内、オトナ27頭+1頭。内、オトナオス7頭+α+1頭。αは0頭から少数頭。
内、アカンボウ4頭。
＜ハナレザル＞
ハナレザルの目撃はなかったが、12月28日、男川（小川平沢出合付近）においてハナレザルと思われる足跡を確認した。また、12月29日の男川（荒川越沢等）において見られた1頭分の足跡もハナレザルの可能性がある。
＜タイワンザル等、尾の長いサル＞
タイワンザル等、尾の長いサルの目撃情報はなかった。
食べ物リスト
自然のもの
ヤドリギ（葉、茎）、サルトリイバラ（実）、ササ（葉、脇芽、茎）（クマイザサの脇芽含む）、スギ（葉）、ヤブマメ（実）、マツ（種子、葉、樹皮）（カラマツンの実、松葉の根元含む）、クルマバソウ（葉）、ツルウメモドキ（実、芽）、シロツメクサ（地下茎、葉）、ミズナラ（実、芽）、クリ（実、芽）、イネ科（葉）、ヨモギ（種子）、ガマズミ（実）、ツリバナ（芽、樹皮）、ノイバラ（実）、ヤナギ（芽）、スゲ科（葉）、マユミ（実）、コマユミ（芽）、ホオノキ（樹皮）、オニグルミ（芽）、アオダモ（芽、樹皮）、サクラ（芽）、ヒバ（葉）、ヤマグワ（芽）、カラスザンショウ（実）、サルナシ（芽、樹皮）（サルナシ属sp．の樹皮含む）、クズ（種子、樹皮）、ハナイカダ（樹皮）、コシアブラ（芽、樹皮）、ブナ（芽）キブシ（芽）、サルノコシカケの様なキノコ、ミズナラに付くキノコ、海草（葉）
畑のもの
アカカブ、ダイコン、ハクサイ、稲の穂（堆肥用のもの）、長ねぎ、ネギかタマネギ、ニンジン、キャベツ、ジャガイモ、カボチャ
気象データ
青森県脇野沢地域気象観測所（アメダス、脇野沢小学校に設置）
表は気象庁 電子閲覧室より抜粋（http://www.data.kishou.go.jp/）
単位：降水量、最大1時間降水量はmm（観測単位1mm）。平均気温、最高気温、最低気温は℃（観測単位0.1℃）。平均風速、最大風速はm/s（観測単位1m/s）。最深積雪はcm（観測単位1cm）。日照時間はhour。
☆2002年冬季ニホンザル調査は、京都大学霊長類研究所野外観察施設から調査費の一部を援助していただきました。
文章・表 植月 純也
最初のページに戻る
2002年度冬季調査報告Ｗｅｂ版