２００４年度夏季調査は、昨年とうって変わって天気に恵まれその分暑い中8/6～１１までの６日間例年どおり行われた。林道脇に多いエビガライチゴなど山の実りも豊作でした。
今回の調査期間中には、初めてＡ2－85群が、脇野沢村を出て川内町に入った事が確認され川内町蛎崎地区で猿害を起こしているのが確認された。また昨年からの懸案であったＯ群の分裂も、昨年の調査に引き続き遊動域内に２群に分かれているのが確認され、今回正式にＯ1群、Ｏ2群とされるなど。２つの大きな出来事が確認された。
A-87群
8月6日、8日、9日
・基本的に、九艘泊川流域を遊動した
・7月21～31日中山氏によるプレ調査でも、ほぼ同様の地域を遊動している
＊構成：7月27～29日、中山氏により個体識別とカウントを行った。
A2-84群
8月6～10日
・脇野沢川中流スキー場から瀬野川流域、蛸田寄浪集落付近を遊動した
＊構成：8月9日、16時53分から19時に村営スキー場入り口付近の国道を渡るときにカウントされた
A2-85群
8月6～10日
・下滝山橋北東から田の頭沢を渡り8月8日には小沢林道を横断し小沢集落裏の畑の裏を通り、川内町の蛎崎地区男川左岸にある畑まで遊動したことが確認された。脇野沢村を出て川内町にまで遊動域を広げたのが確認されたのは、調査期間中としては始めての事です。
＊構成：8月6日、7日の二度にわたりカウントを取った（今回は8月7日の朝に取れたものを採用する）。
8月7日、7時31分から8時7分、田の頭林道入り口より150から250M付近（個体識別の数を除く）
カウント時以外も含み、調査期間中に識別された個体は以下の通り
・ゴンズイ
・カマス
・アカネ+B
・カズラ
・ナツフジ（テレメ）
・ハギ
・コムギ+B
・アンズ+B
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2004年度夏季調査報告ダイジェスト