ニホンザル異界奇譚−その2−


ニホンザル、オオシラビソ百数十本をかじり枯らす

 2004年6月6日の読売新聞福島版につぎのような記事が載った。


 福島市土湯温泉町の鳥子平(標高1600b)でマツ科の常緑針葉樹・オオシラビソがニホンザルに食い荒らされ、立ち枯れる被害が広がっている。

 被害が明らかになったのは昨年九月。現場近くの山小屋・吾妻小屋の管理人遠藤守雄さん(54)が、樹皮がすべてはがれ、赤く立ち枯れている樹木を見つけ、林野庁福島森林管理署へ届け出た。
 同署は環境省、県とともに現地を調査。観光有料道路・磐梯吾妻スカイライン周辺の国有林でオオシラビソ百数十本の樹皮がはがされ、立ち枯れているのを確かめた。歯形などからニホンザルによる食害と断定し、周囲約四百平方bを定期的な観察区域に設定した。
 資料・出典:2004年6月6日付「読売新聞福島版」


 こんなことが本当にあるのか。
 ニホンザルが百数十本ものオオシラビソをかじり、枯らすことがあるのだろうか?
 サルの生息状況データと当NPO法人スタッフの現地調査も踏まえてこの記事を検証・分析。
 詳細は、次号のNPO法人ニホンザル・フィールドステーション、ニュースレターにて掲載。

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