下北半島のサル調査会

HOME> 2009年度冬季調査調査員募集のお知らせ





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  下北半島のニホンザル

一斉調査のご案内ならびに調査参加要請

 北国から届いていた紅葉の便りも列島を南下し、日本全国が秋色に染まって
います。山の実りも平年並みからやや良といった状況のようです。
 一昨年の2007年、昨年の2008年と二年連続して 12 月末に「下北のサル一
斉実態調査」を実施してきました。下北半島のむつ市以西の広範囲な地域を調
査範囲とし、年末の一週間と限られた調査期間であったにもかかわらず、精度
の高い調査結果を二年連続して得てきました。調査期間中の天候に恵まれたこ
とだけでなく、熱意ある調査員の探究心の賜物と感謝しています。
 青森県が第 2 特定鳥獣保護管理計画を策定し、下北のサルの保護管理の対
策を講じています。被害レベルを設定し農作物被害を及ぼすレベルの高い群れ
を対象に、サルの捕獲に踏み切ることになりました。下北全域で 270頭が捕獲
の対象となっています。共生に向けての一歩踏み込んだ対策ですが、駆除され
るサルが犬死ならぬサル死にならないよう見続けていかなければなりません。
また、将来共生を視野に入れた実のある保護管理を実現するうえで、常に“サ
ルの現状”“サルの今”、をしっかりと正確に把握することが望まれます。
 そこで、今年2009年度も「下北のサル一斉実態調査」を実施します。今回の
調査は、前年と同様下北半島ニホンザル被害対策市町村等連絡会議からの委託
調査という形をとります。

 12月下旬に、下北半島のサルの分布域を網羅する6地点(「佐井」・「大間」・「風
間浦」・「大畑」・「薬研」・「脇野沢、湯の川」)に拠点を置き、それぞれの地域に
見合った調査を実施する計画です。各地区で継続している既存の調査会の独立
性を尊重し、また下北全域の調査の連携を計り、現状のサルの実態の究明(主と
して群れの数と個体数の把握)に取り組むものです。
 ご理解、ご賛同の上、調査に参加していただければ幸いです。



20091027
                   NPO法人
                    ニホンザル・フィールドステーション
                          理事長 伊 沢 紘 生



2009年  冬季ニホンザルー斉調査の
お知らせ



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