下北半島のサル調査会

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下北のサル

一斉調査のご案内ならびに調査参加要請

 下北地方は、紅葉も盛りを過ぎ、一雨ごとに冬枯れの森へと向かっています。

サルの暮らしは,鼻息荒く闊歩する雄ザルやこそこそと人目ならぬサル目を忍

んで逢瀬を楽しむ()カップルなど、恋の季節の本番といった今日この頃です。

 去年200712月末「下北のサル一斉実態調査」を実施しました。調査範囲

が下北半島のむつ市以西の広範囲な地域であったことや、調査期間が年末の一

週間と限られた短期間であったにもかかわらず、かなり高い精度の成果が得ら

れました。調査期間中の天候に恵まれたこと、また熱意ある調査員の探究心の

賜物と喜んでいます。

 青森県では、第2次特定鳥獣保護管理計画が策定され、下北のサルの保護と

管理の対策が講じられようとしています。被害レベルを設定し農作物被害を及

ぼすレベルの高い群れを対象に、より効率的なサルの捕獲に踏み切ることにな

りました。共生へ一歩踏み込んだ対策ですが、駆除されるサルが犬死ならぬサ

ル死にならないように見続けていかなければなりません。また、今後共生を視

野に入れた実のある保護管理を実施するうえで、常に“サルの現状”“サルの今”、

をしっかりと把握することが望まれます。そこで、今年も「下北のサル一斉実

態調査」を実施します。今回の調査は。下北半島ニホンザル被害対策市町村等

連絡会議からの委託調査という形をとります。

12月下旬を中心に、下北半島のサルの分布域を網羅する4地点(「佐井」・「大

間」・「風間浦、薬研」・「脇野沢、湯の川」)に拠点を置き、それぞれの地域に見

合った調査を実施する予定です。各地区で継続している既存の調査会の独立性

を尊重し、また下北全域の調査の連携を計り、現状のサルの実態の究明(主とし

て群れの数と個体数の把握)に取り組むものです。ご理解、ご賛同の上、調査に

参加していただければ幸いです。                         


2008116

NPO法人

  ニホンザル・フィールドステーション

       理事長 伊 沢 紘 生

2008年  冬季ニホンザルー斉調査の
お知らせ



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