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File32:サルを探していたら
こんな動物と出会ってしまいました
〜春の脇野沢2007年〜
穴原 玲子
北限のサル調査に参加してから、なぜか私はサルよりその他の動物たちに出会うことが
多く、今回も例外なく良い出会いがありましたのでご報告します。
2007年5月2日(水)なぜか雨
私は晴れ女だと思っている、でもたまたま低気圧に負けてしまった。脇野沢の春の雨は
すこし肌寒く感じた。けだるい雨。そんなときは、「山菜採り」食欲を増幅させるのに限る。
さらに、冷えた体に心地よい「温泉」。みんなのテンションもあがってきたところで、「で
も、サルにもあいたいよね・・・」の一言。というわけで、サルがいそうな地域を車で回
りながら山菜を集めることになった。即席のモンキーパトロール隊の結成である。(こんな
とき、かの有名な「おさる探偵」はどうしているのだろうか!?)
車はちょうど九艘泊のA87群を目指して海沿いを走っている時、「あれ?イルカじゃな
い?」との声。さっそく車を降りてみてみると、そこはイルカの群れがはねていた。そう、
こんな場所で私たちはイルカの大群に出会ってしまった。フェリーの乗り場内パンフレッ
トの写真に「カマイルカ」と書かれていたようだが、まさにそれだった。雨のけだるさが、
イルカのひと跳ねでなんだかすっとんでしまった気がした。

2007年5月5日(土)ちゃんと晴れ
みんなの日頃の行い(海岸清掃活動など:詳細はNPOのHP参照)が良いせいか、5月
2日(前述)以外は連日快晴に見舞われた。最終日、A87群の居場所に向かう途中カモシカ
に遭遇。サルの調査に参加する前は、シカもカモシカも両方生息するものかとおもってい
たが、この地域ではシカはカモシカで、ノラウシといっている人もいる。しかし、人慣れ
しているサルとは違い、カモシカはちょっとシャイである。車を降りようものならさらっ
と逃げていく(あくまで私の感想)。今回は、車の中から写真を撮らせてもらった。確かに、
牛っぽいかも・・・。

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