下北半島のサル調査会

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Profile9 ワラビ

 A-87群

ワラビ


・今は亡きサクラ(2000年?月、群れより消失)の長女で2003年2月現在で12歳。
・2002年秋に妹オジョウとの順位が逆転し、現在αメスであるが、年齢が若いせいか、当人の猿格(サルの人格?)ゆえか、余り貫禄がない。ちょっと口を尖らせて、肩をゆすってオスのように歩く。鼻にちょっと白い傷跡がある。声が低く、ワラビの「クゥ−」は、すぐわかる。
・サクラが生きていた1998年頃は、傍若無人で、サクラとグルーミング中に近寄ってきたサクラのアカンボウ(チェリーちゃん、すなわちワラビの妹)をつかんでポィッと投げた。当然投げられた方は、悲鳴をあげ、群れ中のひんしゅくをかい、大騒ぎとなった。
・αオスのハッカクと良くグルーミングをしている。最近、9頭で群れからはぐれたとき、先頭にたって「クゥ」を鳴き続けて、はぐれたメンバーを本隊のところへ誘導した。
・ヒトが近づき過ぎると、口を開けて威嚇するが、それ以上のことはしなかった。しかし、2002年8月、調査員の杉山氏がホホッチと対峙しているとき、杉山氏の後からワラビが近づき、雨合羽の裾を引っ張り、噛みつき歯型を残したことがある。


文章:中山裕理   写真:松岡史朗



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