Profile12:ナスビ

A2-85群
上の写真は、左からナス、ナスビ、ナスビの子です。
ナスビは1997年にコナス(ナスの子)を母に生まれたので、ナスにとっては孫、ひ孫と一緒に写っている事になります。
ナスビは私にとって苦手なサルの1頭でした。なかなか、個体識別できなかったからです。
少し片足をひきずる時期もありましたが、今はもうわかりません。
コナスと一緒に○才くらいの♀の子がいたから多分・・という状態が続いていました。
こうなったら写真を撮って、指名手配犯のように顔を見続けていたら
そのうち覚えるだろうと、写真を撮るために追い回した日もありました。
(ナスビはあまりゆっくりと写真をとらせてくれません)
写真をとって、何とか覚えたら・・・
調査に2年程参加できないうちに、またまたわからなくなってしまいました。
人間の子も成長期にはすごくイメージが変わりますが
ナスビもちょっと見ない間に母ザルとなっていて
子ザルのイメージで覚えていた私は個体識別できなくなっていたのです。
やっともう一度覚えなおしたので、またわからなくならないよう
定期的に調査にさんかできるといいなぁ、なんて思ってます。
文章・写真 福田美樹 |