武士泊海岸ゴミ論にちょっと一言  2004年10月22日  の..の子

 貴ホームページで、武士泊海岸の化学ゴミを清掃しようという活動の呼びかけがありましたが、ちょっと気になりましたので意見を出させて頂きます。
 大切な活動とは思いますが、これってサルの生息環境が悪くなっているとか、人間の健康にとってよくないから化学ゴミを収集処分するという発想だと思います。それはそれでだいじだしやるべき価値はあると思いますが、もしあの化学ゴミが環境に非常によいとか、健康によいなどという“変”な論文や意見が出てきたらポシャちゃうんじゃないですか?

 それよりも、ああいう人工ゴミがなかった、いってみれば以前の海岸の持っている意味、“そういうものがなかった海岸”が私たちに与えていた価値も問うべきではないかと思います。
 私も多くはないですが、砂浜とそこに打ち寄せる波、遠くまでつながる玉砂利が打ち寄せる波にカラカラと鳴る海岸それだけの、何もない海岸が私の大切な原風景ですし、そうした“環境”を取りもどすこと、そうした状態をまもることがとても大切なように思われるのですが。


 おっやるとおりだと思います。
 昔の美しい武士泊海岸の風景を思い出しておりますが、確かにあの景色が私の「北限のサルがいる風景」であり、30年間下北半島に通わせた“力”です。

 三戸幸久


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