秋田県厩猿調査でニホンザルの頭骨2個を発見 2007年11月5日 中村民彦 11月4日、ニホンザル・フィールドステーションの三戸幸久さんとの秋田県厩猿調査でニホンザルの頭骨2個を発見しました。 場所は、駒ケ岳の山すその風光明媚な水沢温泉郷「田沢湖自然休養村センター友情苑」です。 二個の頭骨はいずれもフルアダルトで15歳前後と推定されます。性別はオスとメスでした。 いつどこで誰が何のために捕獲・捕殺(?)されたのかは聞き取りできませんでしたが、友情苑のスタッフの方のお話では、 「ここに展示してあるのは猟師関係者からの寄贈です」とのこと。 これまでの厩ザル調査で発見された頭蓋骨の様子とよく似ており、寄贈前には何処かの厩に祀られていたのかもしれません。 明治12年の岩手県狩猟物産には駒ケ岳にもニホンザルが生息していた記録があります。 駒ケ岳周辺に生息していたニホンザルで江戸期に捕獲されたものではないでしょうか。
「お茶でもどうぞ」をご覧の皆様、「ニホンザルの頭骨」を見ながらの温泉も格別です。 また湯上がり後には「猿酒」も用意されているとか? 秋田県においでになる時は、どうぞお立ち寄りください。 皆様の厩猿情報をお待ちしております。 友情苑からは遠くに田沢湖が望めます |