「週間金曜日」に載った下北半島ヒバ・ブナ天然林の伐採  2005年11月11日 三戸幸久

 去る10月21日づけ 「週間金曜日」に「国有林改革の陰で天然林を切り尽くす林野庁」と
いう見出しでフリーライターの岡村健氏が記事を載せている。
 内容は、国際自然保護連合(IUCN)生態系管理委員会副委員長で京都大学名誉教授の河野昭一さんが現地視察ののち林野庁長官に緊急の要望書を提出したというもので、その現地査察の状況をメインに報告しているもの。記事は3ページにわたっているので皆さんに読んでいただきたいと思います。
 北限のサルは氷河時代以降、ヒバ・ブナ混交の原生林の中で暮らし、サル類としてはまれに見る他にない環境の中で進化を遂げたサルである。すなわちヒバ・ブナ混交林がつくったサルである。私たちはこれまでも調査し把握してきたように、これからも見落とすことなく彼らの生息するこの森の現在、将来を注意深く、自分たちの目で把握していかなければならない。

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