東京・檜原村でのモンキーウォッチング  2005年6月6日  三戸幸久

 今回は、野生ニホンザル観察に恵まれた。
 沢をへだてて対岸のハリエンジュの枝先に、ぽつんと姿を見せたサルではあるが、アクションを一つ起こすたびにオーッと参加者から声が上がる。
 
 今回の観察会は、東京のサル観察会主宰の井口基さん、メインゲストの帝京科学大学の伊沢紘生さん、武蔵大学の丸橋珠樹さんなどサル研究者の参加で何となく「サルを見るぞ!」という迫力が伝わってくる。

 そのせいではなかろうが、サルもいろいろな行動、姿態を見せてくれた。ハリエンジュの花をたぐり寄せては食べ、こちらを見、木を揺らし、警戒音を出す。子どもを連れた母ザルのベネッサ?やあの有名なリー・バン・クリーフも姿を見せたという。
 ヒノキの植林が多いなかめげずに暮らすサルたちはたくましかった。
 
 気持ちのよい、緑が濃くなる6月の森の観察会だった。
 前夜は、三頭山荘での山菜小皿22品の夕食が出され、山の恵みを楽しむことができた。
 ウーン 満足!

お茶でもどうぞ