年 | 飼養頭数 | 誕生 | 死亡 | 譲渡 | 譲渡先 |
昭和57年(1982) | 72 | - | - | - | - |
昭和58年(1983) | 64 | 5 | 13 | - | - |
昭和59年(1984) | 46 | 10 | 15 | 13 | 金木町8頭、三沢市5頭 |
昭和60年(1985) | 46 | 12 | 12 | - | - |
昭和61年(1986) | 46 | 12 | 12 | - | - |
昭和62年(1987) | 41 | 9 | 14 | - | - |
昭和63年(1988) | 34 | 2 | 9 | - | - |
平成元年(1989) | 33 | 5 | 6 | - | - |
平成2年(1990) | 36 | 9 | 6 | - | - |
平成3年(1991) | 41 | 8 | 3 | - | - |
平成4年(1992) | 29 | 5 | 7 | 10 | 八戸町10頭 |
平成5年(1993) | 27 | 5 | 7 | - | - |
北限のサルとして昭和45年(1970)に天然記念物指定された脇野沢のサルは、紆余曲折をへて1982年にAI群が捕獲され、サル山で飼育されることとなった。 捕獲飼育の理由は猿害対策であったが、国と取り交わされた内容は一時的飼養であった。将来、元の生息地へ返還させるという前提があった。 しかしながら、飼養状態は継続され、一部は東北地方の各地保養施設などへ譲渡されていった。 ここには、天然記念物の扱い,猿害対策、保護と共存、環境保全と住民生活の保障などさまざまな問題が含まれている。これは現代から将来にかけて、私たちがいかに野生動物とつきあっていったらいいのかという大きな課題である。そして、私たちの生き方や人間生活の質が問われているテーマでもある。 |