房総半島アカゲザル生息地探訪
2005年3月8日、房総半島は暖かく晴れていた。
君津あたりから、森はモコモコとした照葉樹の森が混在あらわれるようになった。
房総半島の最先端、白浜地区に
アカゲザルとニホンザルとのハイブリッドの個体を産み続けている群れがいる。
いったい誰がアカゲザルを連れてきて、そして世話をし、そして放棄してしまったのだろうか。
アカゲザルにしてみればえらい迷惑なはなしだ。


君津あたりから増えてきたモコモコとした照葉樹の森。手前は竹林。


白浜地区にあった捕獲オリ。
地元の方は、昨年11月には多くのアカゲザルが捕獲できるチャンスがあったのだが・・・・
とおっしゃっていた。


その捕獲オリの中になんとニホンザルの♂がかかっていた。
首に発信器をつけていた。
右目の瞳孔がはっきりしない、6歳ぐらい。(もっと歳かもしれない)


近づくとかわいい顔をしていた。房総のニホンザルはかわいい顔だ、ナヤ。


ふと捕獲オリを見上げると大きな体格の人がオリの上から中を写真に撮っていた。
おたずねしたら朝日新聞記者の清水弟さんだった。
にわか作りのはしごの桁が、記者さんの体重に耐えかねて今にももげそうだった。


他にも小さな捕獲オリがあったが仕掛けはなかった。

このあと私の自動車が砂畑にめり込み、
蟻地獄のような砂場から車を引っ張り上げるのに地元の方々や記者さんらに助力を頼んだ。
本当にご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫びするとともに、感謝申し上げます。
房総半島白浜地区は丘陵上まで砂だった。